好き好きランクの謎(その4)


今回は以前予告した通り、三郎が握っていると思われるタカシマ君の秘密について書いてみようと思います。
尚、以下の文書は、本HP取材班が秘密ルートを介して偶然入手した米国国防総省の機密文書、コードネームXFiles中の"TAKASHIMA'S SECRET"の内容を翻訳したものです。
そのため、この事実を公共のメディア等に漏洩した場合、あなた及びその近親者の生命および財産が、危機に瀕する場合がありますので、くれぐれも御注意願います。

三郎が握っているタカシマの秘密に関するレポート
報告者:F.B.I SPECIAL-AGENT ファックス・モルツダー
(訳者・註)この文書はその内容の重大性を考慮し、一部伏字となっておりますがご了承下さい。
ことの発端は、197X年某月某日、日本の首都、東京近郊のK県I市に、地球外知的生命体の宇宙船と思われる未確認飛行物体、いわゆるUFOが墜落した事である。その物体は同市の山岳部の中腹に激突し、大破炎上。近隣の米軍基地より特殊部隊が緊急出動し、残骸の蕎麦じゃなくて側に横たわっていた地球外知的生命体と思われる生物を生存したまま捕獲した。その生命体は東京に空輸され、宇宙生物学の権威である嘘月博士(N大教授)によって検査が行われた。その時の検査報告は以下のようなものであった。

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地球外知的生物(子供)

身長:130cm 人間の子供、小学校3年程度。
体重:55kg 身長から考えると肥満。
言語:日本語を理解する。C言語も得意。
性格:かなりわがまま。
その他身体的特徴:ねこじた。毎晩11時になると眠る。

教授が地球にきた理由を尋ねると、「女神さまをさがしに来たでしゅ。」と答えたという。
嘘月教授の研究室のN大生T島君が、「何か食べる?」と聞いたところ、
「ビールくだしゃい。でもキリンはいい。」と答え、そこにいた人々を驚かせたという。
その後つまみとして、すのもの、あたりめ、ししとうなどを要求したそうだ。
N大の研究室に搬送されて2週間後、突然行方をくらました。
当局による懸命の捜査にもかかわらず、いまだに発見されていない。
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その後、日本駐在の国防省秘密捜査官によって、極秘の調査が進められ、その知的生命体は上記報告書のN大生T島某によって誘拐された事実が判明。
当時N大で警備員のアルバイトをしていたI原某を買収し、犯行におよんだ模様。
その際T島は「この宇宙人を利用して、ちょっと金儲けをしようとおもうんだヨ」と、研究室の同級生にもらしていたという。
その後T島は会社社長となり現在に至る。誘拐事件の共犯者I原も同社の幹部社員。宇宙人の消息は不明。
つまりこのN大生T島こそが若き日のタカシマ、そして警備員I原についてはもう説明不要であろう。
三郎はこの誘拐事件をネタにタカシマを脅迫し、現在の地位を得たと思われる。
以上が三郎が握るタカシマの秘密について米国政府が知り得た情報の全貌である。


補足:タカシマの経営するサイバネット社の技術レベルの低さからみて、宇宙人のテクノロジーが利用されているとは到底考えられない。


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