個人別売り上げ実績のからくり


サイバ社では年に1回社員とタカシマ君と三郎またはカッパとの3者面談というのがあります。この時提出する自己申告書に、個人別の売り上げ実績ってのがあらかじめ記入されてあるんですけど(例えば豊修君1ヶ月の売り上げ実績60万3237円とか無意味に細かい)、この数字の根拠がまったくわからないんですよね。
それで目標額ってのもあって、これを実績が下まわると、ランク(通称好き好きランク)が上がらないというからくりなんです。

私も最初のころは売りあげを伸ばせば給料が上がる(ランクなんてどうでもよいけど)とおもって真面目にやってたんですけど、2年めぐらいからやる気がなくなりました。
これは結局、売り上げによってランクが決まるんじゃなくて、タカシマ君の好き好き度によって売り上げが決まるんですね。因果関係が逆なんです。だからタカシマ君に嫌われてる人は、どうあがいても売り上げあがりません。(^0^)

例えば、タカシマ君に嫌われているHさんが月にP社に派遣で75万稼いだとします。これ普通だったら売り上げ75万ですよね。ところがなぜか前記申告書の売り上げ欄には63万5320円とか書いてあるんです。(^o^;
ここで文句いったら、タカシマ君は得意の2枚舌でこう返します。

君、それは違うヨ。営業費とか管理費とかいう経費がかかるんだヨ。

だまされてはいけません。
売り上げは売り上げでしゅ。
大体会社が昨年度売り上げ実績(年商)って発表するとき営業費とか管理費引きます?普通。
で、上記例のHさんの売り上げから引かれた10万とちょっとはどこに消えたのでしょうか??
なんと三郎の売り上げ実績になっちゃうんです。

三郎君、よくやってくれたネ。今年も君が売り上げトップだヨ。ちょっと昇給!

こんな馬鹿な話があるでしょうか。そんなの売り上げじゃないですね。単なる数字のトリックですね。
どうせタカシマ君の好き好き度でランクも給料も決まるんだから、こんな事やらなきゃいいんですよ。時間の無駄ですね。
それにセールスマンじゃないんだから、個人別売り上げなんて単純に計算できない筈です。
そういえば、本HPの協力者が提供してくれた情報で傑作なのがあるので紹介しましょう。
三郎部長代理と新人のT井君が二人でやった仕事があるんですが、これがなんと半年以上かけて売り上げたったの500万円なんですね。
計算すると、一人あたりの売り上げで月額35万ぐらいなんです。ところが実績をみると、三郎70万円、T井は0となるんです!
タカシマ君の言い訳「T井君は新人だから、売り上げないんだヨ。ふふふ
おまけに三郎の実績はその70万円に、さらに営業費、管理費として約10万円上乗せされて80万円になってしまうんです。
二人あわせて月70万円しか入ってこないのに、三郎一人で80万円の売り上げ実績!!
もうこれは魔法ですね。現代の錬金術師三郎!
そうだ!これからは三郎のことを建築師さんじゃなくて錬金術師さんと呼びましょう。
ではこの実際の売り上げ70万円と三郎の実績80万円の差額10万円はどこから出てくるのでしょう?
もう賢明な本HPの読者のみなさんは気がついていると思います。そうです、あなたの考えているとおりです。(笑)
上記P社に派遣のHさんの例で書いたように、あの消えた額が三郎の実績で上乗せされていたのです!
これぞエネルギー保存の法則ならぬ、粗利保存の法則ですね。

以上これがサイバ社の、個人別売り上げ実績のからくりです。
どうですか?
タカシマ君の声が聞こえてきそうですね。

君がどうあがこうと、管理職には な・れ・な・い・ん・だ・ヨ。

次回は、タカシマ君の客先での評判です。おたのしみに。


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